いわゆる「お母さん」がすごいのは
夕暮れが迫った長良川左岸は一面の活況である
働いているのは男ばかりである
その「活況」を美しいと 鳶色の瞳はいった
全国に鵜飼は12ヵ所あるけれども
長良川の鵜飼は尾張徳川家の庇護を受け
明治23年以降は全国唯一の宮内省の式部職となった
宮内省の仕事になったのは 岩倉具視 の一声だった
上は作業道具 見落としていけないのは 「棒」
あら~~~
こうなる
先に出てきた山下純司鵜匠の話の続き・・・
それぞれの鵜に名前はない
その代わりにすべて 手を通して理解している
毎日の触れ合いで体調を確かめるのも
それぞれの首に縄を結わえる時の力加減を覚えるのも手
そしてなにより 山下さんは餌を与えることと鳥屋掃除 すなわち
フンの始末を鵜匠自らの手でやることに意味があると話す
いわゆる「お母さん」がすごいのは
襁褓(おむつ)を洗った手でお勝手をやるでしょ
だから家族は家族となり
皆健康でいい仕事が出来るんだ
朝日新聞 2016年8月30日
働いているのは男ばかりである
その「活況」を美しいと 鳶色の瞳はいった
全国に鵜飼は12ヵ所あるけれども
長良川の鵜飼は尾張徳川家の庇護を受け
明治23年以降は全国唯一の宮内省の式部職となった
宮内省の仕事になったのは 岩倉具視 の一声だった
上は作業道具 見落としていけないのは 「棒」
あら~~~
先に出てきた山下純司鵜匠の話の続き・・・
それぞれの鵜に名前はない
その代わりにすべて 手を通して理解している
毎日の触れ合いで体調を確かめるのも
それぞれの首に縄を結わえる時の力加減を覚えるのも手
そしてなにより 山下さんは餌を与えることと鳥屋掃除 すなわち
フンの始末を鵜匠自らの手でやることに意味があると話す
いわゆる「お母さん」がすごいのは
襁褓(おむつ)を洗った手でお勝手をやるでしょ
だから家族は家族となり
皆健康でいい仕事が出来るんだ
朝日新聞 2016年8月30日
by 11hiyo
| 2017-06-22 20:41
| town
|
Comments(4)
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ruunouta at 2017-06-23 14:06
聞けば聞くほど
鵜匠さんと鵜の関係にジーンときますねぇ(*´ω`*)
お母さんは無償の愛を注いでくれる
唯一の人だと思ってます
鵜匠さんも同じような眼差しで
鵜達を見てるんですねぇ(´ω`*)
鵜匠さんと鵜の関係にジーンときますねぇ(*´ω`*)
お母さんは無償の愛を注いでくれる
唯一の人だと思ってます
鵜匠さんも同じような眼差しで
鵜達を見てるんですねぇ(´ω`*)
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fotoro at 2017-06-23 17:29
野鳥保護区で海鵜の巣に行ったことがあります
巣の数十メートル手前から異臭が漂っていました
フンが白く積もり
木は葉も枝も無残な姿でした
生魚を消化した残骸ですから仕方ないでしょうが
鵜匠のおかみさん
毎日のお掃除ですからこれほどのことはないとは思いますが
大変なお役目と思います
どの世界も
日が当たるステージよりその前後が何倍もいろいろあるんですよね
いいお花をおききしました
ありがとうございます(^-^)
巣の数十メートル手前から異臭が漂っていました
フンが白く積もり
木は葉も枝も無残な姿でした
生魚を消化した残骸ですから仕方ないでしょうが
鵜匠のおかみさん
毎日のお掃除ですからこれほどのことはないとは思いますが
大変なお役目と思います
どの世界も
日が当たるステージよりその前後が何倍もいろいろあるんですよね
いいお花をおききしました
ありがとうございます(^-^)
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11hiyo at 2017-06-23 23:44
> ruuさん
おこんばんは~
きっとそうなんでしょうね。
あの大声で叫んだ鵜なんて、明らかに鵜匠に何やら話している風情でしたね。
それでニコニコして鵜匠さんは眺めていて
おお、オマエのことはみんな分かっておるわって そんな感じで。
もっともっと鵜と鵜匠さんの関わりを知りたかったです。
鵜飼ミュージアムに鵜飼の本がたくさん置いてあって
あとで読みたいなってすごく思ったのですけれど
こちらに帰ってきたらどれも入手困難な資料ばかりで
「また行くか」って良い口実が出来たかなって嬉しくなっちゃったり(*^▽^*)
それにしてもruuさんはきっと良いお母さんなのでしょうね。
襁褓もご飯も笑顔もビタミンカラーなのかなって想像します。
素敵な旅を企画して下さってありがとうございました。
もう何日鵜飼に溺れているのか・・・溺れても溺れてもなお、幸せです。
おこんばんは~
きっとそうなんでしょうね。
あの大声で叫んだ鵜なんて、明らかに鵜匠に何やら話している風情でしたね。
それでニコニコして鵜匠さんは眺めていて
おお、オマエのことはみんな分かっておるわって そんな感じで。
もっともっと鵜と鵜匠さんの関わりを知りたかったです。
鵜飼ミュージアムに鵜飼の本がたくさん置いてあって
あとで読みたいなってすごく思ったのですけれど
こちらに帰ってきたらどれも入手困難な資料ばかりで
「また行くか」って良い口実が出来たかなって嬉しくなっちゃったり(*^▽^*)
それにしてもruuさんはきっと良いお母さんなのでしょうね。
襁褓もご飯も笑顔もビタミンカラーなのかなって想像します。
素敵な旅を企画して下さってありがとうございました。
もう何日鵜飼に溺れているのか・・・溺れても溺れてもなお、幸せです。
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11hiyo at 2017-06-24 00:11
> fotoroさん
おこんばんは~
コメントいただいて思い出してみたら
鵜の居る場所って、ちっともうんこ臭くなかったのですね。
すごく静かで水の音がして、どの鵜もくつろいでいる感じで易しい感じでした。
丁寧にお掃除して、どこまでも心地よい環境を整えているのでしょうね。
鵜匠さんは毎日淺から鵜をなでてやるそうですが
そうすると鵜の吐く息の香りがして
おお、今日はオマエ出番だぞ~、元気そうだなあとか、
今日はちょっと体調が悪いのかって・・見て取れるのだそうです。
人馬一体という言葉がありますが、人鵜一体なのが鵜飼の本質なのでしょう。
仰るように、日の当たるステージよりその前後が何倍も濃厚なのが鵜匠の世界だと
私も思いました。
国賓級のお客様をお迎えしてお見せするような世界なので、
私自身もショーみたいな感じで思っていたのですが、
今回ご案内をいただいたり、ほんの少しですがお話をさせていただいて
あれは暮らしそのものだと思い至りました。
家族としてのそれぞれの役割を気持ちよく果たして1300年が経った。
その基幹にあるのは互いを思いやる「心=愛」なのでしょうね。
そして
知ることは本当に素敵な事だとも知りました。
それはご案内いただいたお二人からのプレゼントだと思いました。
ほんとうに有難いことだと思います。
素敵なコメントをありがとうございます。
どうしたって
人が誠意を持って生きた証のようなものを知り得た時は生きる力をいただいていますね。
おこんばんは~
コメントいただいて思い出してみたら
鵜の居る場所って、ちっともうんこ臭くなかったのですね。
すごく静かで水の音がして、どの鵜もくつろいでいる感じで易しい感じでした。
丁寧にお掃除して、どこまでも心地よい環境を整えているのでしょうね。
鵜匠さんは毎日淺から鵜をなでてやるそうですが
そうすると鵜の吐く息の香りがして
おお、今日はオマエ出番だぞ~、元気そうだなあとか、
今日はちょっと体調が悪いのかって・・見て取れるのだそうです。
人馬一体という言葉がありますが、人鵜一体なのが鵜飼の本質なのでしょう。
仰るように、日の当たるステージよりその前後が何倍も濃厚なのが鵜匠の世界だと
私も思いました。
国賓級のお客様をお迎えしてお見せするような世界なので、
私自身もショーみたいな感じで思っていたのですが、
今回ご案内をいただいたり、ほんの少しですがお話をさせていただいて
あれは暮らしそのものだと思い至りました。
家族としてのそれぞれの役割を気持ちよく果たして1300年が経った。
その基幹にあるのは互いを思いやる「心=愛」なのでしょうね。
そして
知ることは本当に素敵な事だとも知りました。
それはご案内いただいたお二人からのプレゼントだと思いました。
ほんとうに有難いことだと思います。
素敵なコメントをありがとうございます。
どうしたって
人が誠意を持って生きた証のようなものを知り得た時は生きる力をいただいていますね。