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たなぼた

黄昏の歌

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希望というゆりかごで 絶望が育っている 
絶望の悲しみに 希望の双葉が出ている 
転んで泣いて 泣いて笑って 
不器用なまま それがいい 

たぶん今が いちばん一生懸命生きている 











若水牧水を買うつもりが 坂口安吾を買ってきて 
嵌まった 


人生の不幸、悲しみ、苦しみというものは厭悪、厭離すべきもの
と決め込んで疑ることも知らぬ魂の方が不可解だ。
悲しみ、苦しみは人生の花だ。 
悲しみ苦しみを逆に花さかせ、 
楽しむことの発見、 
これをあるいは近代の発見と称してもよろしいかもしれぬ。 


坂口安吾 悪妻論 







by 11hiyo | 2016-10-11 20:20 | sora | Comments(2)
Commented by bowww at 2016-10-11 23:47
hiyoさま、こんばんは。
坂口安吾、なんとな〜く責任?を感じてしまいます(笑)。
ですので、今度、私もちゃんと読んでみようと思います。
やはり、堕落論からでしょうか?
この写真から感じる広々とした荒涼と孤独と自由が、安吾のイメージにぴったりだなぁ…と勝手に思ってしまいました。
急に寒くなりましたね。
Commented by 11hiyo at 2016-10-12 09:02
> bowwwさん

おはようございます。
お馬鹿さんですから、岩波のコーナーを巡っているうちに^^
でもきっとこれは備後だったんだなと思いました。
そう最初はは堕落論、その後、俗堕落論。毒がありますね。
ペンには毒を!(補充液を飲むと中毒になるものもあるらしい)
人には愛を。
と書いていますけれど、難儀な行き方をして早世された作家でしたね。
自ら望んで本当の生のために孤独になり、薬物中毒になり、波瀾万丈。

今朝方は霧が出ていました。
本当に寒くなりましたね。
暖房をいつつけるか。
やせ我慢の毎朝がやってきました^^
コメントありがとうございました!